退職の手続きにて

私は、企業の人事部で退職手続きを担当していました。

退職する月に手続きをするのですが、ほとんどの人が退職金の金額を「その場で」知ります。

「思ったより多い」「想定していた額より少ない・・・」と、人によって反応は様々です。

一応、会社から年に1回は金額を通知していたのですが、記憶に残らないようですね。

また、退職を控えた人にとって、興味がないわけではないのでしょうが、
人事には聞きにくいのでしょうか・・・

退職金は「老後資産」

退職金は、主として老後資産という位置付けになります。

退職金の額がわからなければ、老後のライフプランも立てられません。
定年になってからでは遅いですよね?

従業員が定年後にお金に困らないよう、ライフプラン教育の機会を与えることは、会社の福利厚生の一環となると思います。

従業員がもっと退職金に興味をもつよう、会社側が教育を行うことで、将来のことをきちんと考えることができる「自律型人材」が育っていくのではないかと思います。