売買や配当の利益が非課税

確定拠出年金(DC)は退職金制度の1つで、給与・賞与と異なり税制優遇(拠出時・受け取り時)があります。

しかし、それ以外にもう1つ税制優遇があります。
それは、「運用益非課税」です。
確定拠出年金の運用で得た利益は、非課税なのです。

通常であれば、株式や債券は利益の20%の税金がかかります。(復興税を除く)
確定拠出年金では、その税金分、まるまる次の運用に回せるのです。

毎年一定の利益が出るとすれば、税制優遇効果と相まって雪だるま式に効果は大きくなっていきます。

もし自分で証券口座を作って運用した場合、確定拠出年金で30〜40年間運用した場合と比べてかなり差が出ることになります。

「国策」の恩恵

なぜ確定拠出年金はこんなに税金が優遇されるのか。
これは、「国策として進められているから」でしょう。

公的年金だけでは老後暮らしていけない時代、本人自ら老後資産を増やしていく、この確定拠出年金という制度を国は推奨しているのです。

そして、実施に際して、国は「税制優遇」という形で応えているのです。

これを活用しない手はないでしょう。