退職金制度がある場合とない場合で比べれば、制度があるほうが従業員の定着率は上がるでしょう。

安易に退職せず、長く働いてもらう

退職金制度は、「定年退職だと満額」「中途退職・自己都合退職だと減額」といった設計が可能なのです。

従業員が何らかの事情で転職・退職したいと考えた場合に、本人からすれば退職金が減るのはイヤですよね。「退職金が減って損するくらいならこのまま働こう」となります。

また、定年まで勤めたほうが退職金が多いということは、会社は従業員に長く働いて欲しいというメッセージにもなり、従業員の定着やモチベーションアップに繋がりやすくなります。

逆に、そもそも退職金制度がなければ、従業員が退職する際の大きなハードルが1つ無いこととなり、安易に転職してしまうかもしれません。

人材定着は、退職金制度導入の大きなメリットだと言えるでしょう。