確定拠出年金を定期預金で運用する人が多い理由

DCでも「定期預金」は大人気? 確定拠出年金(DC)には、運用商品がいろいろあります。 定期預金、保険、投資信託・・・ 中でも、一番多く選択されるのは、定期預金(元本確保型)です。 確定拠出年金資産全体のおよそ6割が、定期預金だと言われています。 定期預金は、そんなに優れた商品なのでしょうか。 定期預金を選ぶ理由は、次のようなことが考えられます。 1.商品を選択する手続きをしないで放置してたら勝手に全部定期預金になっていた 2.絶対元本割れしたくない 1については、きちんと本人に手続きしてもらうしかありません。...

DCプランナーの資格ってどう?

「企業年金の専門家」という希少性 DCプランナーという資格があります。 DCとはもちろん確定拠出年金(Defined Contribution Plan)のことです。 しかし、確定拠出年金に限らず、退職金・企業年金全般をカバーする資格で、「企業年金総合プランナー」とも言います。 試験分野は4つあり、 ・公的年金と企業年金 ・確定拠出年金 ・投資 ・ライフプラン についての知識が問われます。 1級〜3級がありますが、2級をとらないと1級は受けられません。...

選択制確定拠出年金とは?

通常の確定拠出年金(DC)とは異なる、「選択制確定拠出年金」なるものがあります。 これは、前払い退職金制度と確定拠出年金制度を組み合わせたものです。 その名のとおり「選択」がポイント 選択制確定拠出年金では、会社が退職金原資を出し、そのお金を「給与でもらう」か「確定拠出年金に回す」かを従業員が選択するのです。 給与としてもらえば、税金や社会保険料の対象となるため、退職金としてもらうよりも手取りが減ってしまいます。 また、老後資産が不足することになり、従業員が自分で準備しなければならなくなります。...

商品配分変更とスイッチングは別物ですよ!

商品配分変更・スイッチングとは 確定拠出年金(DC)の運用は、「商品配分変更」と「スイッチング」によって行います。 「商品配分変更」は、毎月出す掛金でどの商品をどんな割合で買うか、この’割合’を変更することを言います。 一方、「スイッチング」は、今まで購入した商品を売却し、その代金で別の商品を購入することです。 この2つは別物であると、従業員に理解してもらう必要があります。 株を全部売ったはずなのに数カ月後にまた株が発生?...

確定拠出年金は一時金・年金のどちらで受け取る方が得か?

ポイントは「税金」 確定拠出年金(DC)の受け取り方法には、一時金と年金の2種類があります。 どちらで受け取る方が得なのでしょうか。 実際には、9割以上の人が「一時金」で受け取ると言われています。 一時金のメリットとしては、退職所得扱いとなり、勤続年数(=掛金拠出年数)に応じて非課税枠があるからです。 勤続20年までは1年あたり40万円、勤続20年を超えると1年あたり70万円が非課税です。 例えば勤続30年なら、1,500万円までなら税金がかかりません。...