運営管理機関はどうやって決める?

無数の金融機関の中から選定 確定拠出年金(DC)制度を導入するには、運営管理機関(幹事となる金融機関)を決めなければなりません。 銀行・証券会社・保険会社など、多くの金融機関が取り扱っており、詳しくは、厚生労働省ホームページで公表されています。 (運用関連運営管理機関一覧) 選定のポイントとしては、 ・コスト ・取り扱い商品(ユニバース) ・加入者用HP、コールセンター等の充実 ・事業主へのフォロー体制 などが挙げられます。 将来的に変更は可能だが避けるべき...

商品ラインナップはどう選定する?

重要な商品選び 確定拠出年金(DC)では、会社が運用商品のラインナップを決め、従業員はその中から商品を選んで運用します。 ただし、複数企業合同の確定拠出年金制度に加入する場合は、既に商品ラインナップが決まっていますので、自社で選定する必要はありません。 自社でラインナップを決める場合、適当に決めてはいけません。 偏ったラインナップでは従業員の運用に支障が出ますし、商品数が多すぎると従業員がどの商品を選べば良いかわからなくなります。 幹事金融機関等としっかり相談して決める必要があります。...

確定拠出年金が60歳までもらえない「意味」

もらったら使ってしまうのが「お金」というもの 確定拠出年金(DC)は、中途退職した場合であっても、60歳になるまでは受け取れません。※1 ※2 60歳になるまでは、個人または転職先で運用を続けることになります。 いったいこれはどういうことなのでしょうか。 つまり、確定拠出「年金」とあるように、これは老後のためのお金なのです。 定年まで勤めた人でも、転職した人でも、老後はやってきます。 違う目的に使ってしまったら、困るのは本人です。 老後資産として使い道が「確定」...

確定拠出年金でデイトレができるか?

DCの売買は1日1回 確定拠出年金(DC)では、デイトレのような運用はできません。 商品を売り、その代金で別の商品を買う「スイッチング」には時間がかかるからです。 また、投資信託の価格(基準価額)は、1日に1回だけ決まるため、同じ商品について1日に何度も売買を繰り返して儲けることはできません。 スイッチングをすると、次のような流れになります。 (商品A→商品Bにスイッチングする場合) まず、商品Aが売却されます。 そして3日程で現金化されます。 その現金で、次の商品Bを購入する注文がされます。...

確定拠出年金は転職者の受け入れに有効?

会社で確定拠出年金に加入することは従業員にとっての利益 確定拠出年金(DC)に加入していた人が会社を退職しても、60歳になるまでは受け取れません。 退職後は、「個人型」の確定拠出年金の手続きをして、60歳まで運用を続けていくことになります。 しかし、再就職した会社に確定拠出年金制度があれば、その「会社の確定拠出年金」に個人型の資産を移すことができます。 これは、本人にとっては有難い話です。 なぜなら、個人型確定拠出年金には、「手数料」というコストを払わねばならないからです。...

簡単な資産配分のしかたとは?

確定拠出年金(DC)を導入し、セミナー等で加入時教育を行っても、投資になじみのない従業員は、自分の資産配分を決められないことがあります。 「わからないので会社で決めてください」なんて人もいます。 これでは困りますので、多少大雑把にはなりますが、簡単な資産配分方法を使って決めてもらいましょう。 かんたん資産配分法 ①まず、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の割合を決めます。 合計100%になるようにします。 割合は、加入時教育の資料にあるようなチェックシートを使っても良いですし、自由に決めてもらってかまいません。...