マッチング拠出の活かし方とは?(高年代編)

確定拠出年金(DC)のマッチング拠出の活かし方について、今回は高年代向けの考え方をお伝えします。 高年代では単年の税制優遇効果が大きい マッチング拠出の最大のメリットは税制優遇です。 50歳代にもなると、所得の増加により、所得税率も20%以上の人が多くなってきます。 住民税率10%と合わせて、合計30%以上の所得控除が受けられるでしょう。 しかし、受け取り(60歳)までの時間が少ししかありません。 税制優遇を数年間しか受けられないのです。 さらに、あまりハイリスクな運用も難しくなります。...

マッチング拠出の活かし方とは?(若年者編)

確定拠出年金(DC)のマッチング拠出制度は、年代によってその活かし方が変わってきます。 今回は、若年層がマッチング拠出を効果的に使うための考え方をお伝えします。 単年での税制優遇効果は低め マッチング拠出には「税制優遇」という大きなメリットがあります。 しかし、20〜30代といった若年層は、そもそも所得が少なく、所得税率は5〜10%程度の人が多いと思います。 「所得控除」の効果は、比較的少ないと言わざるを得ません。 若年者にとって「時間」が最大の武器 それでは、若年層は何に注目すべきでしょうか。 それは、時間です。...

マッチング拠出のメリット・デメリットを詳しく!

マッチング拠出を導入したら 確定拠出年金(DC)にはマッチング拠出という制度があります。 企業がマッチング拠出を採用していれば、従業員は希望により、自分のお金を退職金に上乗せできるのです。 しかし、メリット・デメリットがあります。 会社は、これらを従業員に説明したうえで選択させなければなりません。 メリットについて メリット1:税制優遇がある 個人の掛金は全額所得控除となり、税金が安くなります。 メリット2:給与天引きで老後資産が貯まる 自分の財布からお金をだして老後資産を貯めるのは困難です。...

確定拠出年金のマッチング拠出とは?

確定拠出年金(DC)には、マッチング拠出という制度があります。 通常であれば、退職金を積み立てるのは会社です。 これに従業員が自分のお金を給与天引きで「上乗せ」できるのが、マッチング拠出です。 (労使で相談して導入を決める必要があります) 所得控除の大きな効果「税金がうく」 マッチング拠出の1番のメリットは、税制優遇です。 従業員が出した自分のお金は全額「小規模企業共済等掛金控除」という所得控除となります。 所得控除=その金額分の所得が無かった扱いになる つまり、社会保険料と同じ扱いになります。 具体的に考えてみましょう。...

確定拠出年金のもうひとつの税制優遇とは?

売買や配当の利益が非課税 確定拠出年金(DC)は退職金制度の1つで、給与・賞与と異なり税制優遇(拠出時・受け取り時)があります。 しかし、それ以外にもう1つ税制優遇があります。 それは、「運用益非課税」です。 確定拠出年金の運用で得た利益は、非課税なのです。 通常であれば、株式や債券は利益の20%の税金がかかります。(復興税を除く) 確定拠出年金では、その税金分、まるまる次の運用に回せるのです。 毎年一定の利益が出るとすれば、税制優遇効果と相まって雪だるま式に効果は大きくなっていきます。...